はじめに

「旨い飯が食いたい」

それは味覚を持つ知的生命体が共通して持つ欲求だと思います。
現実世界においても美味しい料理はたくさん溢れていますが、それはラクシアにおいても同様のこと。酒幸神サカロスや食福神ミィルズの存在がそれを物語っています。

このデータ・ルールを執筆しだしたのは漫画「ダンジョン飯」に触発されたことがきっかけでした。
私自身、食事にそこまで頓着はない性分なのですが、こと創作作品において「旨そう!」と思う楽しさに魅了された人間の一人でもあります。 ソード・ワールド自体遊び始めたのが2.5からであり2.0時代の情報収集にはとても苦労していますが、リプレイやサプリ、実際のセッションからラクシアの食文化を考察するのはめちゃくちゃ楽しいです。

未だデータ集としては未熟なサイトになりますが、ちょっとずつ厚くしていき、読んでいるだけで食欲をそそられてしまうような二次創作作品に仕上げれたらと思います。

銀翼の食事処 SW2.5

当サイトはSW2.5における食品に関するデータをまとめた二次創作作品です。
魔物の戦利品の拡張や、食品を料理にするための一連の判定などがレシピごとに掲載されています。

実際に遊ぶ際は料理カテゴリからシナリオのテーマとなる料理を選定し、素材の採集や調理判定を行なうことでクリアするという流れを想定しています。

料理ルール

基本的な調理は料理ごとに設定された複数の判定(レシピ)を順番に成功させることで進行します。判定は料理とその調理工程ごとに設定されています。

調理判定と支援判定

各種工程で必ず行なうべき判定を調理判定と呼びます。
また、それぞれの工程には任意で行える「支援判定」が設定さていれる場合があり、ここに指定されている判定を成功させることで料理の品質(ランク)が上昇します。

各種判定を一度に挑戦できるPCは特別明記されていない限り代表者一人となります。調理判定と支援判定を同じ人物で行う必要はありません。

食材・料理の品質(ランク)

食材・料理は、その品質や出来栄えをランクと呼ばれる数字で表します。
ランクを持った高品質な食材・料理は、アイテム名の末尾に「+1」といった数字(ランク)が付与されています。
※ランク1点につき基本取引価格は5%(端数切捨て)ずつ上昇します。

高ランクの食材は魔物の剥ぎ取り時に高い出目を出すことで入手可能な場合があります(魔物ごとに設定されています)。
通常の市場にランクを持った食材が流通していることはないですが、NPCとのコネクションを結ぶことで特定の高ランク食材を入手可能となる場合もあります。食材ごとに取り扱っているNPCやコネクションに必要な名誉点についてはパーソナリティを参照してください。GMはセッションに応じて任意のコネクションを作成しても構いません。

料理のランクは、「使用した食材に元から設定されているランクの合計(最大5点)」と「料理中に加算されたランク」を合計した数字が総合的なランクとして設定されます。

【料理のランクが上昇するケース】
・高ランクの食材を使用して料理する
・調理判定にクリティカルする
・各種調理工程の支援判定に成功する
・挑戦することで料理ランクが上昇すると明記された調理工程をクリアする
・その他、GMが認めた演出・状況に合致する場合

クリティカルと判定失敗・ファンブル

各種工程で行う調理判定(支援判定は含まない)でクリティカルした場合、最終的な料理のランクを+1します。

調理判定に失敗した場合は料理のランクを-1し判定に再挑戦する必要があります。
また、調理判定と支援判定のいずれかでファンブルをした場合、最終的な料理のランクを-1します。
つまり、調理判定にファンブルをした際は判定失敗分とファンブル分で料理のランクを合計-2する必要があります。

また、ファンブルをした場合は通常のルールに則り50点の経験点を得ます。

報酬

セッション終了時、課題となる料理の最終的なランクに応じ報酬を配布します。

各種カテゴリ

食品関連
基本食材動植物や自然から採取された食材。
加工品基本食材をベースに作られた調味料など。
料理基本食材、加工品などをいくつかの工程で調理したもの。
戦利品関連
魔物食材に関する戦利品の追加された魔物データ。
※戦闘力などに関するデータは公式書籍を参照
その他
パーソナリティ当サイトオリジナルのNPC。コネクションがあれば特殊調理技能判定を代行してくれる場合があります。

ワールドパート

アルフレイム食品衛生協会 - 銀竜亭

『銀竜亭(ぎんりゅうてい)』 とはアルフレイム大陸で活躍する料理人、料理研究家を中心に構成されているギルドである。

その歴史は大破局以降の大陸新暦初頭まで遡り、当時多くの地域で慈善活動として食事を振舞ったリルドラケンが立ち上げた組織を起源とする。

主な活動は食文化の発展や、その歴史の保管。協会へ加盟した料理人への支援や情報共有、危険な食材に対する地方への注意喚起や食に関わる衛生管理といった教育も積極的に行っている。
旧時代の食文化の解明にも精力的で、遺跡や文献でしか確認できていない「失われた味」の復元を果たした者へは報酬が与えられるため、料理を生業とする者だけでなく、遺跡などへ踏み入ることの多い冒険者もまたこの協会へ加盟している場合がある。

魔物食の文化

魔物食といっても、主に食されるのは動物や植物である。
家畜や農作によって得られるものも広義の意味では魔物食と言え、通常の食文化とそこまで区別されているわけではない。

穢れや知能を持つ者は倫理的観点から食されるケースは少ない。穢れを持たない動植物の可食部や、対話可能な魔物であれば交換によって得られる食品などもまた魔物食のカテゴリに含む。

大陸食衛顕彰

食文化の歴史において偉大な功績を収めた人物へ協会から与えられる顕彰。
顕彰にはいくつかの種類があり、顕彰ごとに証となる品が協会から贈与される。

美食の食衛顕彰

「美食」の名にそぐわない、秀でた料理の腕を持つ料理人へ与えられる顕彰。
鉱石でできた表彰楯が贈与され、その材質によって評価のグレードが変わる。最高ランクの料理人へはミスリルの楯が贈られ「ミスリル料理人」の称号は食事処を開くうえで大きなアドバンテージにもなりえることから、会員の中ではこの楯の取得を目指す者が最も多い。

探求の食衛顕彰

食文化の新規開拓や歴史解明に貢献した者へ与えられる顕彰。
竜翼の刻印がされた黒曜石でできた小型のナイフが贈られる。

その他、特殊な食衛顕彰

伝統芸能や熟練の必要な技能を極めた会員へ送られる顕彰。
魔鉱石の埋め込まれたアクセサリーが贈与され、顕彰ごとに魔鉱石の色が異なる。意図して取得することは難しく、何かしらの分野に特化した者へ送られることが多い。

同じ顕彰を持つ人間がいることも少ないため、顕彰の名称がその人物を指す二つ名のように扱われることもある。

その他

Wiki整備 備忘録


トップ   新規 一覧 検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS