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アルフレイム食品衛生協会 - 銀竜亭

『銀竜亭(ぎんりゅうてい)』 とはアルフレイム大陸で活躍する料理人、料理研究家を中心に構成されているギルドである。

その歴史は大破局以降の大陸新暦初頭まで遡り、当時多くの地域で慈善活動として食事を振舞ったリルドラケンが立ち上げた組織を起源とする。

主な活動は食文化の発展や、その歴史の保管。協会へ加盟した料理人への支援や情報共有、危険な食材に対する地方への注意喚起や食に関わる衛生管理といった教育も積極的に行っている。
旧時代の食文化の解明にも精力的で、遺跡や文献でしか確認できていない「失われた味」の復元を果たした者へは報酬が与えられるため、料理を生業とする者だけでなく、遺跡などへ踏み入ることの多い冒険者もまたこの協会へ加盟している場合がある。

魔物食の文化

魔物食といっても、主に食されるのは動物や植物である。
家畜や農作によって得られるものも広義の意味では魔物食と言え、通常の食文化とそこまで区別されているわけではない。

穢れや知能を持つ者は倫理的観点から食されるケースは少ない。穢れを持たない動植物の可食部や、対話可能な魔物であれば交換によって得られる食品などもまた魔物食のカテゴリに含む。

食衛顕彰

食文化の歴史において偉大な功績を収めた人物へ協会から与えられる顕彰。
顕彰にはいくつかの種類があり、顕彰ごとに証となる品が協会から贈与される。

美食の食衛顕彰

「美食」の名にそぐわない、秀でた料理の腕を持つ料理人へ与えられる顕彰。
鉱石でできた表彰楯が贈与され、その材質によって評価のグレードが変わる。最高ランクの料理人へはミスリルの楯が贈られ「ミスリル料理人」の称号は食事処を開くうえで大きなアドバンテージにもなりえることから、会員の中ではこの楯の取得を目指す者が最も多い。

探求の食衛顕彰

食文化の新規開拓や歴史解明に貢献した者へ与えられる顕彰。
竜翼の刻印がされた黒曜石でできた小型のナイフが贈られる。

その他、特殊な食衛顕彰

伝統芸能や熟練の必要な技能を極めた会員へ送られる顕彰。
魔鉱石の埋め込まれたアクセサリーが贈与され、顕彰ごとに魔鉱石の色が異なる。意図して取得することは難しく、何かしらの分野に特化した者へ送られることが多い。

同じ顕彰を持つ人間がいることも少ないため、顕彰の名称がその人物を指す二つ名のように扱われることもある。


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